連休なので、落合先生に日本髪を結っていただきました。
今回は江戸時代後期の先笄です。
幕末の京都を舞台にしたドラマには必ず登場する髪型です。
因みに、八重の桜に出ている時榮さんや、竜馬伝の池田屋の女将さんも結っています。
現代先笄はさらさらの橋の毛をつかいますが、
江戸時代後期は、橋の毛が油付けになるので、髷の上に素敵な空間が生まれます♥
前髪、髷上、髷の中の3つの空間が美しいです |
なので、今までで一番軽い仕上がりになりました。
重さ以外に毛のカブタの有無の違いは後ろ姿です。
毛カブタを使うと後ろに紺紙がでます |
すっきりした後ろ姿です 日本髪(江戸時代後期)と現代建築(平成)のコントラスト♥ |
超軽量なので、寝るのもいつもより楽です。
結った日は草履の鼻緒を探しに浅草に行きましたが、
欲しい物が見つからず撃沈しました。
翌日はバスケットをオーダーして下さった方と打ち合わせ。
材料や用いる道具をお見せして説明させていただきました。
あなたの為だけにのバスケットを作らせていただきます。
本日は家事とバスケット(7インチカクテルパース)三昧。
ようやく全部ケーンが埋まりました。
ただ細かいだけではない、私ならではの工夫が込められておりますので、
楽しみにしていてくださいませ。
その本数151本 |
今回も色々な方と日本髪を通じてお話させていただきました。
昔、日本髪の助手をされていたことがあるご婦人が、
八重さんみたいで素敵です。
と仰って下さいました。
私自身はそれほど素敵ではないです。
私の日本髪にご自身の思い出を投影されたのでしょう。
そのご婦人が過去に体験した、苦労したこと、頑張ったこと、一生懸命になったこと、
嬉しかったことなど数々の思い出を私の日本髪に重ね生まれた発言なんだろうなと思いました。
八重さんみたいにハンサムに生きてこられたんだのでしょうね。
日本髪からみなさん色々なことを思い出されます。
その様なお手伝いが出来ること、とても光栄です。
見ず知らずの方が喜んだりして下さることから、私も色々頑張る力をいただけます。
感謝の日本髪です。
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