2021/06/02

ベースを作りました

 チェリーのベースを加工して作りました。


アンティークのようなTamitami オリジナルのバスケットづくりにおいて、
ベースの加工は重要!
どんなバスケットになるか今から楽しみです。

2021/06/01

実験中です。

この時から引き続き漆で実験しています。
何色も色を重ねるので、時間がかかるのですが、今回できたものはこれ。



あと少し実験をしてから、バスケットの制作にとりかかります。

2021/05/18

8インチトートバスケットの修理

12年目の8インチトートのウィーバーが切れてしまったので、修理をしました。修理手順は以下の通りです。



1.切れたウィーバーをほどいて、新しいウィーバーで巻きます。
  バスケットは経年変化をしているので、新しく巻くウィーバーが浮かないように、
  10年目のウィーバーを巻いていきます。


2.ニスを塗って乾かして

3.完成です。修理したことが分からない仕上がりになりました。




また、一緒に頑張ろうね。

2021/05/14

漆で色々

 今、漆を使って色々サンプルを作っています。
これをバスケットの色々な部分に取り入れていきます。


実験はまだ続きますが、どんなバスケットになるか、お楽しみに。

2021/05/02

修復完成

 硬いものを落としたということで、壊れたバスケットをお預かりしました(10年目のバスケットです)。

今使っているリムを使い、蓋の編みなおしをします。直した手順は以下の通りです。

1.上のリムについているラッチを取り外します。


2.リムを取り外します。

3.全体的に飴色に変化しているので、全体の調和を取るべく古いウィーバーで蓋を編んでいきます。

4.リムをかぶせて

5.ヒンジを付けリムを巻いて


6.ボトムと蓋を接続して、フルラッチを取り付け

7.ニスを塗り、飾りを付けたら完成



リムの強度を増す補強もしたし、次の10年を目指し行ってらっしゃい~

2021/04/28

8インチマーキス

夏の山のコンセプトでさらに作ったのがこれ。



ペグは竹を使っています。

 本体: 縦 210mm
     横 240mm
    高さ 170mm

  蓋:15/200mm
ボトム:13/200mm

2021/04/12

8インチマーキス

 前回投稿したバスケットと同じコンセプトで、もう一つ作りました。




ハンドルは、漆で加工を。ベースとペグは黒檀を、ノブは紫檀を使用しています。


ハンドルネイルは見えないよう処理しています。



 本体:縦 210mm
    横 250mm
     高さ 150mm

  蓋:15/200mm
ボトム:15/200mm 

2021/04/10

8インチマーキス

夏の山のコンセプトで、8インチマーキスを作製しました。




ペグは黒檀、ノブは紫檀を使用し、ハンドルと蓋のベースは漆で仕上げています。
また、ハンドルネイルは見えないように処理をしています。

 本体:縦 210mm
    横 230mm
   高さ 150mm

  蓋:15/200mm
ボトム:16/200mm

2021/04/08

Biscuit

黄金色で甘い味、サクサクして口の中でほろほろとほどける触感、ビスケットが大好きです。
ならば、バスケットでも表現できないかと挑戦したのがこれ。
 


黄金色の焼き目は、黄味の強いウィーバーで、サクサクした触感はざっくりした網目で表現しました。


ノブは竹を使っています。ハンドルネイルは見えないよう処理しました。

  銘:Biscuit
 
 本体:縦 200mm
    横 260mm
   高さ 160mm

  蓋:11/200mm
ボトム:11/200mm

2021/04/07

陰影礼賛

障子に当たった光がぼおっとして昼なお暗い和室、天井のしみや床の間の怖い置物がおかれた部屋、怖いけれど美しく惹かれる空間が古い家にはありました。そんな暗がりに潜む日本古来の美しさを表現したくて、このバスケットを作りました。



暗がりを表現するのに、ウィーバーを一から染めて何色か準備しました。また、ステイブも染めたウィーバーに負けないような色に染めました。ペグは天然木を加工し、ノブは紫檀から作りました。


銘は、暗がりに潜む日本独特の美を愛した谷崎潤一郎の陰影礼賛からいただきました。
光の加減で黒く見えたり、茶色や白に見える、色々な顔をもつバスケットを楽しんでいただけたら、望外の喜びです。


  銘:陰影礼賛

 本体:縦 210mm
    横 260mm
   高さ 150mm

  蓋:14/200mm
ボトム:13/200mm

2021/04/05

9インチトートバスケット

 読書は紙の本ですか?それとも、電子書籍派?
私は電子書籍派です。1年ほど前にAmazon fire HD を使い始めました。文字の大きさや文字の間隔等、自分の目に合った書籍にカスタマイズできる便利さに、すっかりはまってしまいました(本の収納場所を取らないのも魅力の一つ)。

この便利なfire HD、普段使っている8インチマーキスには入らないのが難点。サブバックに入れると荷物が増えるのが悩ましい…
なので、fire HD が入るサイズのバスケットをと作ったのが、この作品。


 

お蔭様で、移動中の読書が快適になりました。

  本体: 縦 175mm
      横 270mm
     高さ 190mm

   蓋:14/200mm
 ボトム:13/200mm

ペグはかつらの木で作っています。

2021/04/04

 バスケット製作時に、命について考えさせられることがありました。苦しさから解放されたく、いつも以上に根を詰めて制作に打ち込みました。その時の思いを込めて『命』と名付けました。




飾りはご先祖の刀の目貫をペグは天然木を使用しています。

銘:命

  縦:195mm
  横:250mm
 高さ:175mm

  蓋:16/200mm
ボトム:11/200mm

2021/04/03

ここまできました

 リムを巻き、ヒンジをとりつける作業をしました。
何色も色をかえ、どの色がバスケットにフィットするか、悩みながら編んだり解いたり。
ようやくここまで来ました。





あとはニスを塗ってハンドルを取り付ければ出来上がりです。


2021/04/02

ファーストバスケットに思う

 15年前に編んだファーストバスケット。
たくさん物がいれたくてモールドいっぱいいっぱいまで編みました。

一緒に編んだ方の中で、私一人だけまっすぐに編めなくて、『これはもっと編んでみたい』と心に火が付いたのが、今日につながっています。逆にあの時まっすぐ編めていたら、続けていなかったと思います。

人の手が作り出す作品、ぬくもりのある作品を作っていきたいと改めて思いました。


2021/04/01

NEGORO

赤い生地に黒い大胆な模様がある根来が好き。味わい深く、赤い色は元気をくれます。
『そんなに好きならば作ってしまおう』で生まれたのがこれ。




ベースとリムは漆を、ペグは天然木を使っています。

 本体:縦 220mm
    横 220mm
   高さ 155mm

ボトム:16/200mm
  蓋:14/200mm

2021/03/28

脳トレ

脳トレではありませんが、このバスケットを見て「あれ?」って思いませんか?


答えは『ノブがない。』です。

個人の見解ですが…作る物によっては、ノブがないほうがバスケットのフォルムがスッキリしていると思います。
ノブがなければ、ノブを止める釘がお洋服にふれて、布地に傷をつけるリスクも減ります。
などの思いがあり、試しに作りました。
今後もっと良いものが作れるよう、詰めていきたいです。

 縦:135mm
 横:210mm
高さ:135mm

ボトム:14/200mm

2021/03/27

古びの美

 和洋問わず古びたものが好き。バスケットはあめ色に色が変わったものが好き。
ならば、最初からそんなバスケットを作ればいいじゃないと生まれたのがこれ。
新しいバスケットで、古びた美しさを表現しました。




 本体:縦 155mm
    横 230mm
   高さ 135mm

 蓋 :17/200mm
ボトム:13/200mm  

ペグは天然木を使用しています。

2021/03/26

 もう何年も前の夏、日本海の海に友人たちと遊びに行きました。
電車の窓から見た海が、きらきらしてとてもきれいだったので、それをバスケットで表現しました。



ボトムの陰影できらきらと波立つ水面を、カモメの飛ぶ様子を象牙のノブで、灯台はペグ(天然木)で表現しています。

銘:海

 本体:縦 150mm
    横 230mm
   高さ 145mm

  蓋:16/200mm
ボトム:15/200mm

2021/03/24

完成までもう少し。

 編んだり解いたりを繰り返しながら、ようやくここまで来ました(相変わらず4人掛けの机を占領しています…)。


結局、 この時の黒いウィーバーは使わずに、ウィーバーを染めるところから始めました。

黒なのに茶色く見えたり、白く見えたりと見る角度によって見え方が違うバスケットが作りたい、黒を色々な色で表現したいと考え、染めたウィーバーを何色か組み合わせて編み上げました。

完成まであと少し。楽しんで編んでいきます。

7インチカクテルパース

夏の山』の手法を用いて、 洋装にも和装にも持つことが出来るバスケットを作製しました。



本体:縦 150mm
   横 210mm
  高さ 180mm

蓋 :14/20mm
ボトム:16/200mm

本体には釘は使用していません。
フルラッチはオリジナルです。


2021/03/21

原点回帰

 15年前に作った初めての蓋つきのバスケット。

当時、初めての蓋つきだから、趣向を凝らし私だけのバスケットにすべく、形はキドニーにし、茶色いウィーバーを使い、模様編みを入れました。そして、蓋飾りは、お出かけが楽しくなるようなデザインにしました。


今、見るとつたないですが、私の原点の作品だなと改めて思いました。

原点に帰ったところで、もうひと頑張り!



2021/03/20

蓋を編んでいます

ここまで編みました。
色の違うウィーバーを混ぜて黒を表現しています。


作業中、道具や材料やらを広げてしまうので、4人掛けのダイニングテーブルを一人で占拠しています。工房や専用の部屋が欲しい!です。

2021/03/19

夏の山

山歩きを始めたばかりの頃の話。
高い山に登れる技術も体力もないので、夏も低山登山を計画しました。
実際に登ってみると、登った日は暑く、木陰も小さく、木々を渡る風もなく、
ひいひい言いながら頂上まで登りました(今では懐かしい思い出です)。

そんな、夏の山の思い出をバスケットで表現しました。
夏の高い太陽で影がほとんど出来ない山の様子は、白いウィーバーを多く用いて、岩場の鎖場はフルラッチで現しました。



銘:夏の山

本体 縦:135mm
   横:155mm
  高さ:195mm

   蓋:16/200mm 
 ボトム:14/200mm