2010/08/16

Takanawa Basket(高輪籠) - Takanawa

 昨年からフルラッチばかり使いバスケットを作ってきました。フルラッチを使うその由は、ペグをつかうと、どうしてもバスケットの蓋とボトムのバランスが悪いことが気になってしまうから。

 ペグだけでバランスが良く、そして、フルラッチのバスケットを超えるものは出来ないのか?そんな疑問から試行錯誤を繰り返し生まれたバスケットです。

 ナンタケットバスケットを作る方は?と思うのでは…
 ボトムにリムを2本、ペグを止めるヒンジも2本使いました。ハンドルの位置も従来の位置とは違います。

 今回のTakanawa 、今ではあまり見ることのない古い桐の箪笥をイメージして作りました。
 材料を選ぶ時や染色をする時には、枯れたようになるよう心をくだきました。
 
 今回は、使ってほどいた古いウィーバーもほん少し使いました。更に、リムは全部同じ素材を使うのではなく、1本はリードにしました。また、リードリムの染色は1度染色してから落とすという方法を用いました。
 写真は皇居三の丸尚蔵館に行った時に、皇居敷地内の二の丸休息所と菖蒲田で撮ったものです。日本の古い建物や自然の風景になじむと思うのですが、いかがでしょうか?




銘:Takanawa
 
バスケットの底および蓋
Stave:国産の竹2種類(染色したものと無染色のもの、皮目をはいだ竹)
weaver:国産1.8mm、1.5mm 皮籐
Rim:Oak2本、Reed1本 (Kei染色)
Handl:Oak(Kei染色)
knob:Walnat(Kei染色)
※バスケットの大きさは8インチトートです。

2010/08/08

初登場!!元祖三段リムはTakanawa Basket!!!

 前回のブログの更新から気がつけば1ヶ月半。。。光陰矢のごとし。。。

 6月の初旬から作り上げたのは、上の写真に載っている3つの作品がです。従来のナンタケットバスケットとは全く違うことに気づかれたと思います。そう、従来のバスケットとは違いリムが3本あります。名づけて3段リム!。                                  

 ペグ1本でフルラッチを使った時以上に力強いバスケットを作りたいという思いから、何回も編みなおしたり、塗りなおしをしたりの試行錯誤を重ねて生まれました。

 更に、今回は、3つのバスケットそれぞれで全く違う個性を出せるよう作り上げました。いかがでしょうか? 3つ個々の作品の説明は、後日させていただきますので、お待ちくださいませ。


 そして、ナンタケットバスケットの枠を飛び出して、Kei オリジナルの TAKANAWA Basket  という名前で、3段リムのバスケットをスタートさせることにしました。この、高輪で生まれたTAKANAWA Basket  これから進化させて、さらに良い作品を作ることが出来るようにしたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。