2010/02/21

7インチラウンド‐ Figaro

  1月に作製した7インチカクテルパースが好評だったので、ラウンドでも作ってみました 
『Figaro』


  写真ではうまくお伝えできませんが…
 2年くらい毎日持って日焼けしたバスケットの雰囲気で作りました。
 オペラ『フィガロの結婚』に出てくるフィガロのイメージ(日焼けして陽気でがっちりした男らしい雰囲気)がしたのでそう名づけました。蓋飾りが出来上がってくれば、もっと男前になるんじゃないかな~。

 ノブはそのまま使わずに色を塗り彫りを施しました。
 


 この個性的なフルラッチを作ってくれた作家の経歴とその他作品はこちらをご覧下さい。 作品は全てムクで作られています。そのまま使っても良いですし、自分の色をつけることも出来ます。
 因みに、フルラッチ屋さんではないので、見に行くときは予約が必要になります。ですが、個性的な作品を作りたい方は1度ご覧になられると良いかな~なんて思います。
  

2010/02/20

1月に入ってからは~

 そして、1月に入って作った2作品。
 1つは7インチラウンドバスケット

『 七竹籐籠シリーズ2 ‐Brown tweed 』 

  『長く愛され使われた籠』がイメージ。
  使っていると当然ついてしまう、傷や汚れ、そして、木や竹のこすれて光った感じも出しました。
 


    和の雰囲気をかもし出す個性的なフルラッチを使いました。


  そして、もう1つは7インチカクテルパース
 Nantucket Basket 作製時にもっともよく使われる竹を使いました。


『本の虫』


  『本の虫』なんて言うとあまりいいイメージじゃないかもしれませんが…
 本を読むことが大好き、図書館で過ごすことが多い女の子。個性や主張はあるけれど、誰からも愛さ 
 れる、そんな女の子が持つバスケットというイメージで作りました。
  途中で変色して茶色くなってしまったウィーバーを使ったので、ボトムを編んでいる時を知っている家族は「どうなることやら…」と心配していたそうです。しかし、一番評判がよいバスケットになりました。

    蓋飾りはクジラ(写真では良さが出せてないみたいです…)。

  真鍮の釘は時間がたつと釘自身や釘穴が黒くなることが多々あります。
 なので、2009年12月後半の作品からは真鍮釘は最小限にとどめる、ハンドルを止める部分の2本と
 しました。
  また、物によっては防虫効果を上げるために飲むことの出来る柿渋を、防水効果を高めるために、   釣竿にも使われる日本に古くから伝わる漆を使用しています。

  最後になってしまいましたが、これら2作品の個性的なフルラッチ作成者。本職は彫刻家ではありま
 せん。異色なアーティストの職業と経歴はリンク先でお読みください。
  本人の発想やいでたちが個性的ならば、お友達もやはり超が3つつくくらい個性的で刺激的です。そ
 して、苦労をしている分、人の心の痛みを知っているのか、心優しいアーティスト達です。

  バスケットを教えてくれる人がいるよ~と教えてくれたギャラリーのオーナー、
  編む技術を教えてくれ、私の個性を尊重してくれる先生、
  不思議なアーティスト達、
  こんな素晴らしい人たちに囲まれ作品が作れる私は恵まれているなと思わずにはいられません。
 

  素晴らしい人たちに支えられていることに感謝の気持ちを込めて。

2009年12月から2010年1月初旬に

  2010年、初めてのブログです。
  まずは遅まきながらですが。。。2009年、昨年のお話から始めさせてください。


『Under the Sea 』

  12月初旬に作ったリサズトート。
 いつまでも健康でご夫婦仲良く楽しく過ごして欲しい願いを込めて作りました。



 そして、
12月下旬に出来上がったのは 7 インチ カクテルパース。


 『七竹籐籠シリーズ ‐ Black or White 1』


  頼まれたものばかりで、いつもいつも後回しになっていた母のために。
 当初、黒檀を張ったハンドルをイメージ使おうと思ったのですが…
 今回のバスケットには頭でっかちな印象を受けたので、自分で作ってしまいました。


  飾りは、Scallop。



  つづいて、2009年末から持ち越したもので2010年1月5日に出来たもの。
 7 インチ カクテルパース。これは自分のためのもの。

『七竹籐籠シリーズ ‐ Black tweed 1』

  パネトーネのラッピングについていた木の枝を補強してPeg代わりに使いました。
  黒だけでなく、何色か染色した竹を使って黒を表現したい。そんな思いで作りました。